2

お米屋さんと焙煎コーヒー豆屋は共通点が沢山ある

 

産地による個性

育つ環境によって味が変わる

標高差や育て方、日照時間、品種、収穫のタイミング

いや、これを考えると農産物すべてに当てはまる

お米の精米度合いは、コーヒーの焙煎度合いに近いものがあり

お米の炊き方は抽出温度や淹れ方に似ている

抽出器具の違いは炊飯する器具の違い

実に面白い

 

お米屋さんの苦労と焙煎珈琲豆屋の苦労

気候により不作になると価格が変動

スーパーなどの安い米や豆で満足する人

その人たちに、こだわりの米や豆を理解してもらうのは難しい

本当にうまい、お米の香りや旨味を体験すると、後には戻れない

価格の問題で戻ったとしても、妥協して未練が残る

 

コーヒー豆も良質な酸味や苦味、コク、香り、甘味を知ってしまうと

驚きとともに今まで飲んできたコーヒー液の質の悪さに失望する

だがこれも、価格の問題で適当に香りや味があれば良いとしてしまう人が多い

どちらもとても残念だ

 

これは「やりがい」ではなく「お金」を求めて仕事を選び

楽しめないで諦めの人生を送っているのと同じである気がする

実にもったいない

 

なんだか話が逸れてしまったが

お店の近くのこだわりのお米屋さんでお米を買った今日

つくづく考えさせられてしまった出来事だった

 

kobayashi

今回のインフューズドコーヒーは

PureMaltWhisky 4年熟成のウイスキーを使った

インフューズドコーヒーになります

樽熟成されたウイスキーは、ボトル詰めする際に

通常では加水処理をしてウイスキーの度数を下げてから出回りますが

今回使ったウイスキーは

樽からそのままボトル詰めしたもの

アルコール度数はなんと!60.2%

一般的なウイスキーの度数は40%程度のものが多いので

このウイスキーのアルコール度数の強さがわかりますね

今回は樽香がとても強いのですが

正直言うと「ニンニク焦がし醤油」の香りを感じてしまいました

 

貴重なウイスキーを使用したため

本当に少量しかできませんでした

少しでも気になるようでしたら、貴重な体験をお薦めします

私の作る豆たちは

「一期一会豆」

二度と同じ味には出会えません

各店でインフューズドコーヒーヘビーユーザーのお客様

今回の豆はビックリすると思います

期待を裏切りませんよ!

 

T.Kobayashi